最初の妊娠は稽留流産という結末に。次に向けての準備開始です。
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Posted by ◆柳子[Ryuko]◆
 
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とりあえず、第1章は結末を迎えた。

前々回から前回の検査の間に、胎嚢は約1センチ成長し、胎芽が出て来ていた。

その前回から1週間後の今日、心拍音が出ているか、再度腹部エコー検査を行った。

この1週間、子宮の張りのようなものも感じていたし、典型的な悪阻は相変わらず無いものの、慢性的な胃の不快感や頭痛、倦怠感などもあったので、今回ももう一歩前進していると信じて。

エコーの技師は前回の言いたい放題のおばさん技師。
ちょっとがっかり。

技師;「あなた、前回診た人よね。」

私;「そうです。」

技師;「あれ?前回、胎嚢は成長を止めているってことじゃなかったんだっけ?」

それはあんたの勝手な判断だろ!と、ムカっとなる。

すかさずダンナさんが、

ダンナ;「それは医師が判断することでしょ。」

と言ってくれる。続けて私も、

私;「前回、医師は“成長は止まっていない”と判断したんです。だから、今回また検査に来たんです。」

と意見。

技師;「あ、そう。医師はそう判断したのね。」

とぶつぶつ言い、エコーを腹部に当てる。

技師;「これが胎嚢ね。・・・前回から成長していないよ。ね?成長、止まってるよ。」

前回見えていた胎芽も消えていた。

希望は消えてしまっていた。

ダンナ;「それは医師が判断することでしょ。」

と言ってくれる。

この技師だって女性なのに、どうして「あ、この実験失敗でした」的にこんな重大なことを言えるんだろう。

想像力の欠如としか言いようが無い。

エコー室を出て、診察室へ向かう。

G医師はエコーの結果を見て、言葉を選んで話してくれた。

G医師;「先週の段階で難しいと思っていたのだけど、1週間様子を見て、結果が出ましたね。これは、完全に成長が止まっているということです。胎芽も見えなかったでしょ?胎芽はあなたに吸収されてしまったんです。心拍音も聞こえない。これは、もう断言できますね。」

それでも、心配なので再度確認してみる。本当に完全に消えてしまったんですか。

G医師;「断言できます。こんなに大切な命に対して、間違った判断を下すことはできません。なので、1週間様子も見て判断したのです。(成長が止まっているということは)間違いないです。」

G医師は私の目を覗きこむようにして、ゆっくりと真摯な態度で話してくれた。

これが結論だろう。

最初の時から順調ではなかった。

私自身、妙な自信があったものの、「成長が遅い」などのワードで検索をかけると、どうしても流産した方々の掲示板に行き当たる。

“縁起でもない!”

と思いながらも、ついつい読む。

すると、頻繁に出てくるのが、「稽留流産」という言葉。

調べてみると、子宮内で胎嚢が成長を止めてしまった場合、掻爬の処置をする流産のことらしい。

私は流産というのは、成長が止まった時点で出血が起こり、外部に流されて出てくるのだと思っていたので、そのような処置が必要なケースがあると知って驚いた。


【稽留流産とは】


稽留流産は繋留流産と書くこともあり、胎児が子宮の中で死んでしまっている状態をいいます

この流産は、妊娠6、7週に起こりやすいのが特徴です

5回に1回は起きると言われており、痛みや出血がないことがほとんどで、医師の診察によって流産が確認されます

胎児は死んでしまっていても、その付属物の絨毛や胎のうが少しの間成長することがあるので、病院でも、経過を慎重に診ていくことになります。

また、流産の確率は健常な20代の女性でも10~20%、40代では30%以上といわれています

超音波検査で1度は胎児の心臓の動きが確認されたのに、次回の診察時には心拍が消えていたり、胎児が母親の体内に吸収されていたりします

エクセレント子宝広場より


他にも、“切迫流産”という言葉も初めて知った。

【切迫流産とは】

妊娠21週までに胎児が育たなかったり、途中で流れ出てしまうことを「流産」といい、「切迫流産」はその手前の状態をいいます。
出血や下腹部の痛みがあれば要注意です。すぐに主治医に相談しましょう。知らない間に子宮口が開いている場合もあります。
多くは子宮収縮抑制剤を使ったり自宅安静や入院などで治療し、妊娠を継続できることが多いです。

プレママタウンより

これは、処置が早ければ出産に繋がるケースも多いようで、妊婦さんの15%が経験しているとのこと。

私は何も知らなかったんだ、と、この1カ月間、つくづく感じた。

+++

そういう予備知識もあったので、G医師が「手術をしますね」と言った時も、驚かなかった。

私;「いつ頃するんですか。」

G医師;「早い方が良いですね。早くしないと、胎嚢から感染するなどの恐れがありますから。明日か明後日はどうですか?」

え・・・そんなに早いんだ。

でも、もうどうしようもないんだろう。

明日、というのも心の準備ができていないので、では明後日で…とお願いをした。

手術をしてくれる医師は、普通の医師とベテラン医師が選べるという。

G医師からは、子宮内に筋腫があることから出血が多くなる可能性があることと、この時G医師が行ってくれた術前検査で子宮口に中国語で“息肉[xi1rou4]”と呼ばれる肉芽のようなものが目視確認されたことから、手術の情況次第ではこれも切除することもできるため、ベテラン医師を選ぶことを勧められた。

その場で医師の助手のような方がベテラン医師にアポイントを取ってくれ、手術の同意書にサインをする。

手術の名前は「人工流産(人工中絶)手術」と書かれていた。同じ手術なのだ。

日本で稽留流産を体験した方の記録を読むと、前日から入院し、子宮口を開ける処置などを行ったそうだが、私の場合は、当日に行き、全身麻酔をし、その日の内に帰宅できるという。
手術の所要時間は30分程度で、実際に作業をしている時間は2~3分だとか。
まさに人工中絶手術と同じようだ。

「稽留流産」をした後、次の妊娠に影響はあるか聞いてみたが、術後の回復に問題が無ければ次の月経から半年後以降、妊娠が可能とのこと。

※帰宅後ネットで調べてみたところ、日本の場合、以前は半年~1年後と言われていたようであるが、最近は早い医師で1ヶ月後、一般的には3ヶ月後から妊娠可能と言われているようである。

+++

G医師は私達が聞きたいこと・知りたいことには全て丁寧に答えてくれ、分かりにくい内容の場合は図を書いて説明をしてくれた。

診察室を出るとき、普段は座ったまま見送るG医師が、今回は立ち上がって見送ってくれた。
私の目が赤かったからかもしれない。

+++

その後、手術をするのに問題が無いか心電図を取り、帰宅。

帰りに、ダンナさんが手を繋いでくれたが、今優しくされると涙が止まらなくなるので、手を繋ぐのは止めた。

今までは振動や急ブレーキを気にしてタクシーで通院していたが、帰りはバスで帰った。

+++

帰宅後、やっと思い切り泣くことができた。

そして、疲れて寝てしまった。

+++

起きてから、ちょっと冷静になり、以前からフォルダーに入れておいたサイトをじっくりと読む。

稽留流産を経験したあと、無事に目出度く妊娠・出産された方が、同じく流産を経験した人たち向けに立ち上げているサイトだ。

マンガ流産のベイビーライオン【流産克服サイト】

次の妊娠を流産させないために、妊娠前から心がけておくこと・飲んでおくとよいサプリなどが丁寧に紹介されている。

このサイトを読んでいる内に、ちょっと前向きに考えることができるようになった。

ずっと妊娠を希望していたけど、今思うと、私は妊娠について何も知らなかったと思う。

自然に妊娠し、妊娠したら出産までは自動的に流れていく、みたいな単純なイメージだった。

こんなに毎週毎週、難関が立ちはだかり、常に不安に襲われているなんて考えてもみなかった。

思えば、妊娠発覚から1カ月。

心が落ち着いている日なんて無かった。

それは、最初の診断から、「おめでとうございます。おめでたです。」という感じでは無かったこともあるけれど、常に不安でいっぱいで、何も手に付かない状態だった。

不安でネットを検索すれば、出てくるのは流産の情報ばかり。

考えてみればそれは当り前のことで、何の問題もなく妊娠→出産した人(そんな人がいるのか、今の私にとっては想像できないが。)は、いちいちネットで検索をしたり、書き込みをしたりはしないと思う。

妊娠中に何らかの不安材料や異常事態が起こった人が自らの経験を書き込みをし、情報交換をするのが掲示板だ。

だから、自然とそういう情報ばかりが集まり、なんだか妊婦はみんな流産経験者のような気持ちになってくる。

なので、3月に入ってからはネットを見るのも止めてしまった。

この1カ月で私が知ったのは、“自分は妊娠について何も知らなかった”という“無知”について知った、ということ。

これは大きかったと思う。

今の私は、相変わらず“無知”の状態だけど、今は、“自分は知らない”ということを知っている。

これが、今回の“命”が私に教えてくれたことかな。

今回の“命”は、再び私の中に還って行った。

でも、必ずまた生まれてきてくれると思う。

今度生まれてきてくれたときには、今よりももっと良い環境で迎えてあげたいと思う。

それが、この1カ月間の、最大の教訓だ。

あとは、ダンナさんとの絆が深まったことかな。

今の私には、実家の母に相談することもできない。
遠い外国での生活に、余計な心配をかけることもできないだろう。

この1ヶ月間、ずっと付き添ってくれたのはダンナさんだ。
家事や買い物をずっと手伝ってくれたし、病院から帰って来る度にビィビィと泣く私をずっと励ましてくれた。

この人が私の家族なんだなぁ、と改めて思った。
心の底から感謝している。


これを書いていても、涙が出てきてしょうがない。

でも、この経験は、きっと良い未来に繋がっていく経験だと思う。
いや、そうして行くことが、今回還って行った“命”への義務だと思う。

大好きな西原理恵子の漫画の1シーンを思い出す。


かあちゃんがねえちゃんを生んだ後、
次の子供、何人かダメになったでしょ。
で、オレを殴りながら
よく言ってたよね。

あの中のどれかの子が育ってりゃ
お前なんか生まれて
なかったんだって。

オレさ、殴られて血をばかばか流しながら、いつも思ったわけ。

どの子が生まれたって
それがオレだよって。

《ぼくんち》より


どの子が生まれても、それが“あなた”だ。

+++


【第6回目の費用】 *今週から16%値上げとなった。(1元=約13.5円)
※本日の検査費+明日の採血検査費+明後日の手術と検査費

診察費;148元+専門家代200元=348元

検査費;超音波エコー 348元
    心電図    116元


手術時の検査費;TORCH(IgG、IgM)      928元
        陰道分泌物常規検査            58元
        乙肝(B型肝炎)五項定性     232元
        腎功一号                  58元
        肝功一号                  93元
        病理(術後)               348元
        全血細胞分析(5分類)       58元
        人類免疫缺陷病毒HIV    174元
        細菌性陰道病BV           139元
        血凝実験一号             255元
        丙型(C型)肝炎抗体測定      46元
        ABO+RH血液鑑定       139元
        快速梅毒血清反応素試験   116元
        淋病                     139元

治療処置費;超声引導下手術        580元
      静脈麻酔                  1450元
      刮宮術(過期流産)          2900元
      DC手術医師費(特需)       870元
      静脈抽血                   46元


薬代;復方甲方[口坐]栓 48元

合計:9489元 (約128,101円)

※現在「専門家代232元オフキャンペーン中」で、実際に支払ったのは9257元(約124,969円)。
(今日、こんなに支払うと思わなかったので、銀聯の口座にたくさんのお金を入れておらず、クレジットカードで払ったため、5%オフできず。)

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Posted by ◆柳子[Ryuko]◆
comment:2   trackback:0
[第1章

thema:北京 - genre:海外情報


comment
こんにちは。そうでしたか、今回は残念でしたね。
わたしが昨年5月に2回目の妊娠のときに経験したのとほぼ同じような感じかな、とお見受けしました。(中国の先生のように、胎嚢確認までの間も、その後も、なんども調べてはくれませんでしたが)
手術も経産婦だったこともあるかもしれませんが、日帰り手術でした。痛みもなくすぐに体調も回復しましたよ。

鈍感な割に3回とも結構早い段階で気づいたのですが、2回目のときはもうそろそろ心拍が見えてもよいころなのに見えない、大きさもなんとなく小さい気がする、と自分でも思っていて、3回目か4回目かの検診、はじめて夫と長男を連れて検診にいった母の日に、心臓が動いていないことを知りました。たまたま検診の日が母の日だっただけなのですが、なんだか切なくなりました。
あと、そのときよりもしばらくしてからのショックの方が大きかったです。でも当時3歳の長男が「あかちゃん、またくるよ、まわって」とまるで輪廻転生を心得ているような不思議なことをいうのに救われました。もちろんひとつひとつが大事な命で、代わりというわけではないとわたしも思いますが。

お医者様から説明を受けられたり、インターネット情報でもでてきたかと思いますが、初期流産のほとんどがたまたま受精卵の異常があって妊娠が継続できなかったということだそうです。運よく継続しても、かえって異常がでてしまって、その後成長できなかったり、生まれてもすぐに亡くなったりしてしまうとのこと。
なので柳子さんが無理したからとか、次に影響がでるとか、そういうことは気にされなくてよいと思いますよ。

自然に妊娠したということはおそらく体のリズムや妊娠準備は十分整っているわけで、すぐにチャンスが来ると思います。わたしは元来、周期が不順な方ですが、手術後の方がなぜか順調でした。そして7,8ヶ月して3回目の妊娠がわかりました。手術を経ても妊娠しやすいリズムがとまってしまうわけではないと思うので、次の妊娠も近いと思います。

私は流産の経験をあまり隠さずにいろんな人に話しましたが、「実は私も…」という人が結構多いです。みなさんわざわざ話すことはしないだけで、本当に5回に1回や、10回に1回の割合なんだと思います。

だんなさまがそばで支えになってくださるとのこと、心強いですね。絆が深まったお二人のもとに、きっとかわいい命がやってくる日が来ると思いますよ。
今は無理なさらずにゆっくり体と心を休めてくださいね。
2010/03/19 22:38 | URL | edit posted by ケイタンママ
>ケイタンママさん
心温まるコメントをありがとうございます。

日本でも日帰り手術もあるんですね。安心いたしました。

この時期の流産は、受精卵の問題だ、ということは知っていたのですが、やはり順調に妊娠されている友人などを見ると、「なんで私は…(;;)」と思ってしまいますね。

でも、掲示板などを見ると、本当に多くの方が私と同じような経験をされているようなので、私も悲しんでばかりおらず、次はもっと良い環境で新しい命を迎えてあげられるようにしたい、と思えるようになってきました。

ケイタンママさんの御経験も書いてくださり、本当にありがとうございます。

妊娠前は不妊症をずっと心配していたので、今回の経験で不妊症ではないことがわかり、これは本当に大きな発見でした。

今後は、身体の回復や筋腫の状態を見て、次の妊娠へとつなげていきたいと思います。

先輩ママさんとして、今後とも宜しくお願いいたします!
2010/03/20 15:56 | URL | edit posted by 柳子
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